和の工作 4
地域社会における利害対立の顕在化漆分裂、紛争に発展することを忌避し、既存の秩序・・・
つまり所与の利害状況や行動様式を擁護する根拠となります。
したがって、「おのずから治まる」という自治観は、地域社会の既存秩序を乱したり、崩したりするような要因の存在と流入を警戒することになります。
例えば、既存の秩序を乱す内と外の「よそ者」は警戒されます。
内の「よそ者」とは、既存秩序を維持することからなんらかの利益をえている勢力に対して公然と異議を申し立て自己を主張する者のことです。
外の「よそ者」とは、その内の「よそ者」と呼応し、これを支援する「外部勢力」のことです。
あるいは特定の主義主張を標榜し、集票鰯と公職獲得のために党利党略を展開する政党は強く警戒されます。
政党というのは、もともと、自党と他党をイデオロギーで分かち、集票を争うことで地域社会に分裂と紛争をもたらすと考えられているからです。
そこで、少なくとも建前では、「無所属」とか「超党派」といういい方が好まれるのです。