流行の花 2
野生植物は、現代の園芸植物の発展に計り知れないほど貢献してきました。
不滅の人気を誇るチューリップはそのよい例です。
チューリップには、園芸植物として、長く有名な歴史があります。
ずっと昔、オランダ人がチューリップ栽培を独占する以前は、ペルシア人やトルコ人がこれらのすばらしい球根を栽培し、チューリップの美しさを称える詩を書きました。
オランダ人がチューリップを栽培しはじめたとき、いくつかの種類が、他の種類よりも高い値段で売れることに気づきました。
このようなプレミアム付きの球根は、購入することができ、それゆえに流行するようになったのです。
しかし実のところ、そのようなチューリップは、白、黄、あるいは、海老茶色か茶色の筋が入ったクリームといった、鮮やかさを欠いた花色のものでした。
ウイルスに感染しているため、明るい色の発色が阻害されていたのです。
しかし、ウイルスはその当時まだ発見されておらず、それらの花が病気にかかったものであるとは思われませんでした。
過去200年間、いろいろ異なったチューリップの流行がありましたが、著しい改良が行なわれるようになったのは1936年からです。